Topyears航海日誌2003/2003年11月16日

密会
2003年11月16日

長崎近郊のとある町のとある岬に有る
瀟洒なログハウスがその密会の舞台だった
それは、静かな海を見下ろし
遠く西彼杵半島を望める絶景を独り占めするかのように
みかんの木に囲まれて建っていた。
人はココを怪しの館と呼んでいた。
これは、館の主とこれから起こる悲惨な運命を知る良も無い清らかな少女たちの映像である。
これから幼い彼女たちを悲劇が襲う。
あの清らかな少女たちの父親と少女たちを恐怖のどん底に突き落とす
犯人が隣り合わせに座り、心地よさそうに杯を
かたむけ合っているのはなんと言う運命の悪戯であろうか!!!!
その事件はその日の料理が出揃い、
みなが舌鼓を打って存分に酒を酌み交わした後起こった。
事件はデザートのチョコレートフォンデューを食べている最中に起こった
残念ながら、その時の画像は残っていないが事件の顛末はこうである。
このチョコレートフォンデューには多量のワインが入っていた。
その日の料理人は少女のゲストが来ることを知らず
デザートまでも大人向きの味に仕上げていた。
少女たちはそうとも知らず甘いデザートをたらふく食べてしまい
少々酔ってしまった。しかし、さらに食べた。
結果として口の回りはチョコレートだらけ。
そこに一見人のよさそうな歯科医が声をかけた、
「お嬢ちゃんたちお口の周りが汚れてるよ。」
「おじちゃんが綺麗にしてあげるよ」
すると少女たちも外見にだまされチョコチョコと寄っていくではないか。。。
危うし!!!
人のよさそうな歯科医はそこで有無を言わさず
少女たちを抱き寄せ、彼女たちの唇の周りのチョコレートを舐め
彼女たちのファーストキスを奪ってしまった。
しかも、両親の目の前で。。。。
・・・・・・・ところが自分の娘が生涯一度のファーストキスを奪われたショックに
おろおろする両親を尻目に少女たちは次にデザートである
母親自慢のシフォンケーキに果敢にもアタックしていった。
今度は唇の周りは生クリームだらけである。
犯人の歯科医も少女たちのけなげさに心を打たれ
今度はさすがに手を出せず、唇の周りの生クリームは
無事、母親のティッシュによって引き取られた。
このような、大人たちの密会がこのログハウスで年に数回行われているのを
そしてパエリアを除く全ての料理を作った料理人が
自分で作ったスペアーリブを一口も食べられなかったことを
いつまで社会は許しておくのだろうか。



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