三村伸絵 日本画展
『日・月・抄(W)』


会 場 新宿パークタワー1F 「ギャラリー・1
(新宿区西新宿3-7-1)
会 期 2003年1月7日(火)〜26日(日)
  三村さんの作品から感じられるもの、それは、自然への深い愛情です。
1枚の作品を描くために繰り返される写生は、自然との対話の時間。
ほんの一瞬、草花や虫たちが心を許してくれる瞬間。その姿に心魅かれるのです。
と語る、三村さんの作品には、日本画に古くから描かれてきた日輪と月輸、そして
彼女自身めテーマである野の草花があります。
 「描き始めた頃は表面的なもの、フォルムだけしか描けなかったけれど、
20年ほど写生を通して草花と向き合ってきて、ようやく自然が私を受け入れてくれた
という気がします。その結果、自然の持っ生命の輝きが少し描けるようになったと思い
ます。
」と三村さん。日本画の伝統的様式を理解し受け継ぐ確かな技術力と、時間を
かけた自然との対話から生まれる彼女の作品には、“静寂の中にある力強い生命
エネルギー"を感じ取ることができます。
  本展では、新作を含む作品8点を展示・紹介します。
中でも、四季の移り変わりを描いた「四季礼賛:多摩川」は、130p×194pを
1枚とした6枚1組の大作で横幅は約8mにも及びます。
春夏秋冬とそれぞれに豊かな表情を見せる自然、その生命の営みを描く心象風景を
お楽しみいただきます。
三村伸絵 プロフィール
三村伸絵 日本画アートギャラリー