東濱町:傘鉾・竜宮船・本踊

龍王の愛姫が化身した姿とされる東濱町の竜宮船。
長崎市出身の漫画家、故清水崑さんのデザイン。
「雌の竜」とされ、白と赤を基調にした船体はふくよかでとても美しかった。

昔浜辺だったことから、ハマグリが潮を吹き、蜃気楼に竜宮船が浮かび上がるさまを連想した飾。
垂は前日(1日目)が塩瀬羽二重(しおぜはぶたえ)赤地に金色青海波模様、後日(3日目)は塩瀬羽二重海底模様に替える。輪はビロード仕上げ。
長崎検番芸者衆6人による本踊り「竜宮船浜賑(りゅうぐうせんはまのにぎわい)」が華やかに盛り上げる。
舞踏指導は花柳輔良芳さん。
「チャーヤ、チャーヤ」の元気な掛け声。
重量級の船とあってこれまでの船回しはニ回転半までだったが、今年の新技「三回転半」では船が地響きをたてて豪快に回り、大きな拍手が起こった。

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