築町:傘鉾・御座船・本踊

本漆、本金張りの豪華な御座船は、
江戸時代、長崎港の警備に当たっていた細川藩の船を模して造られた。

帝(みかど)菊をあしらったつづれ織りの垂は明治から昭和にかけ活躍した日本画家、神坂雪佳のデザイン。
神坂の図案による織物は貴重で、来年はアメリカの美術館でも展示される予定。
輪はビロード、飾は三日月にススキと白菊。
本踊りは舞踏指導、藤間金彌さんの弟子6人が踊る「錦繍今盛賑築町(きんしゅうのいまをさかりとにぎおおつきまち)」。
町内の小学生も「鶴の港」にちなんだ鶴の舞いを披露した。
きらびやかな屋形が高くそびえる大きな船(今年の船の中で一番の高さ、重心が高く船回しの際にバランスを取るのが難しいらしい)。
「ヨヤセ」の掛け声と囃子に合わせ息もぴったり、根曵衆が一気にかがみ込み豪快に船が回った。

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