一口香レポート
社名 | (有)榎純正堂 一口香総本家榎純正堂 |
(有)茂木一まる香本家 茂木一○香(いちまるこう)本家 |
本店 | 浜町 | 茂木 |
社歴 | 弘化元年(1844年) えのき屋創業 |
弘化元年(1844年) えのき屋創業 昭和41年 エノキ本舗設立 昭和63年 (有)茂木一まる香本家設立 |
由来 「しおり」 より |
一口たべたとたんに甘くて香ばしい味わいがするからと、たくみに名付けられた「長崎銘菓・一口香」 今から百五十年程前、長崎港に向かっていた唐の船が濃霧のため誤って茂木に上陸してしまいました。 当時、雑貨商だった弊堂初祖一右ェ門がみやげとして頂いた唐饅の製法を会得し、工夫改良を加えて出来たものが一口香です。 弘化元年(1844年)創業以来、他には真似のできない中が空洞のユニークな形と味に、榎純正堂の秘法と技法がこめられています。 |
長崎・茂木の一口香は中国伝来の干し菓子です。その歴史は古く唐の禅僧や東シナ海を航海する中国人にとり貴重な保存食でした。当店の先祖は長い年月をかけ、あのふんわりと膨れた香り高い菓子を作り上げました。茂木は景勝の地でもあり、丸山に近いので、文人墨客の往来しげくこれからの人達に茶菓子として好まれ、一口にほおばれば香ばしいことから一口香と名付けられました。以来家業として受け継ぎ、天保年間には伝次郎が改良に努め、安政時代には市衛門が長崎市内にひろめ、明治に入って市三郎の頃は、お客様が人力車を連ねてお買上くださるほどの盛況でした。当店にてはこれを一〇香と名付け、昭和五十六年、オランダにて開催された日本展の茶会で特に小粒の一口香が茶菓子として好評を博しました。 |
原材料 | 小麦粉・水飴・黒砂糖・上白糖・ごま・ハチミツ |
小麦粉・水飴・上白糖・黒砂糖・ハチミツ・ごま・ 重曹 |
説明 |
一口香は蜂蜜、もちあめ、白砂糖、黒砂糖、ゴマのほかに幾種類もの麦粉を使って焼いた中華菓子です。 昔、一口香をもらった上方の人がこういったそうです。『中味がなかった』。この一言は縁起を知らない人。『中にこそ香りと味がある』ことを承知していなかったのでしょう。 |
中が空洞のおせんべいの饅頭で、水飴、小麦粉、黒砂糖、ハチミツ、唐アク、胡麻を原料として作られた焼き菓子です。 |
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値段 | 左:5個入り 300円 右:5個入り 400円 |
左: 5個入り 400円 中:12個入り 1200円 右:15個入り 1200円 |
![]() 5個入り400円 |
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袋書き | 長崎銘菓 元祖一口香(いっこっこ) 榎純正堂 |
特選 手作り 一○香(いっこっこう) |
![]() 5個入り300円 |
![]() ![]() 5個入り400円 |
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袋書き | 長崎銘菓 一口香(いっこっこう) 榎純正堂 |
長崎 一○香 茂木菓子司 中が空洞のカラクリまんじゅうです。 |
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![]() ![]() 12個入り1200円 |
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![]() 15個入り1200円 |
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表 | ![]() |
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裏 ゴマ |
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横 | ![]() |
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中味 | ![]() |
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HP | なし | http://www.biwajelly.co.jp/ |
1)茂木一○香本家と榎純正堂について
(有)茂木一○香本家と(有)榎純正堂も元々は『えのき屋』と言う屋号で茂木の地で営んでいました。
後に先代(傳一郎)長男(正孝)が早くして戦死の為、今は亡き次男(純一)が純正堂を継承。
長男の息子である一○香社長(榎巍:エノキタカシ)が茂木のこの地で現在の『茂木一まる香本家』に改名し伝統の味を守り続けています。
そのため、製造も販売も全くの別経営となっています。
2)「いちまるこう」と「いっこっこう」の違いについて
本来このお菓子の名前を一口食べると香ばしい所から、初代市衛門が「いっこっこう」と名付け製造販売していました。
しかし近年類似品が非常に多く出回っており、スーパー等でも駄菓子として売られているものも有ります。そこで一○香社長が他社との違いをつける為、「いちまるこう」としているそうです。
3)もうひとつの「一口香」
愛知県常滑市にも、「一口香」というお菓子があるそうです。
一口香(和菓子) 『湊屋』 常滑市大野町
常滑市の大野名物として、だれしも名前をあげる銘菓。
黒砂糖を使ったあんを小麦粉と水あめで練った外皮で包み焼き上げた、
丸くころころしたお菓子で文字通り一口で食べられる、昔のままの製法で
今も作っているそうです。
江戸時代(1655年)から創業の歴史がある珍しい和菓子。
よくテレビ放映や新聞紹介(12.4.1朝日新聞)される一口香の名付け親は
二代目尾張藩主の徳川光友公と言われています。宮内庁お買い上げ。
一袋520円・地方発送もうけたまわるそうです。