卒 業 を 祝 う 
三年担任のことば― 

1組 葛城  2組 三好  3組 志岐  4組 中野  5組 郡山
6組 土井  7組 小淵  8組 重富  9組 中本  10組 沢辺  11組 永田

校長 友永茂男

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   3−4担任 中野靖則

 卒業おめでとう。日本史の授業その他を通じて、君達と一緒に毎日を送ることが出来たことを大変に幸福に思います。まさに楽しかった≠ニいう言葉に尽きる。君達に次の言葉を贈る。江戸後期に出た良寛の言葉に
「いかにせば 誠の道にかなはめと ひとへに思へ 寝ても覚めても」
 卒業後の各人の生き方は違っても常に全力を何ものかにぶっつけるような生き方をしてほしい。その上で野に倒れるならばそれも良し、悔いの残らない一生を目指してほしい。人の一生は重き荷を背負いて遠き道を歩むがごとし、というが人生の苦難に屈服することもなく常に挑戦の気構えをもって生き続けてほしい。苦難、悲哀等から逃避することなく、常に一筋の光明を求めて生きていくような人間になってほしい。それではさようなら。いつの日か再会出来る日を楽しみにしている。


   『東高新聞』第151号 昭和53年3月29日(水曜日)発行